気になるのは同じラインで走っている競合

日々の商売をしていると、やはり何か新しいこと、変わったことを求めます。探し回っていると気になるのは競合店。そしてそれを気にし始めてしまうと、一つひとつ比較して、少しでもよく見えるように、価格を負けないようにと対応してしまいます。細かいことを気にしていると、いつの間にか大きく見ると同じような競争しかしていないことに気づきます。どこで気がつくかというと、数字としてあまり変化が見えなかったり、お客様の声から気づくことが多いと思います。まだ気づけばよいのですが、細かい比較の深みにはまってしまう人も少なくありません。

お客様は冷静に見られています。そのことを言っていただければチャンスもありますが、ほとんどの場合、直接言われるよりも、噂の方が多いようです。自信を持ってやっている人や、一途な人は聞く耳を持っていない場合も見受けられます。同じようなことをやっていると、元のようにお客様にとって特徴のある店に戻ってもらうよりも先に、ちがうお気に入りを見つけて、自分にあったお店を選ぶようになってしまうことがほとんどに思われます。

お客様は、こうしてもらいたいという要望をけっこう言ってくれている時が多いはずです。でもそれはそれ、参考程度という捉え方もその人の感性しだいです。言ったのに本気にしてもらえなかったという積み重ねは、時間が経つとあきらめに繋がり、そして見放されます。誰を相手に商売をしているのか、見失った結果でしかありません。自分のやり方、都合ばかりを優先するわけにも行きません。

目先の結果を出そうとすると、自分の考えを実行する方が早いかもしれません。決して間違いでもありません。しかしそれが本当の商売のあり方として正しいか考えた時に、筋が通っているかどうかが大切です。

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