他のやっていることでない、自分のやらなければならないこと

現状の商売の状況を認識し、再度自分が何屋なのかを再確認しなければなりません。商売を始める当初は、何をやりたいのかとか、何をやっていくのかなどを思い描いてはじめたと思います。日がたつにつれて、同じような流れで生活をしていると、本来の目的や使命を忘れてしまっていることもあるのではないでしょうか。実はこれが明確にならないと、いつまでたっても細かいことしか取組まなくなってしまいます。メインのコンセプトがなければ、ゴールは全く見えないのです。

別に仕事に限ったことではありません。目的意識やゴールがはっきりしないと、全力で取組むことも長距離を走るようにマイペースになってしまいます。増してや部下は、大きな目標が見えないと、小さな目先の目標を作って満足しようとしがちです。このときにリーダーになっている者は、部下のやっていることに無駄があるかどうかもわかりません。そして小さい世界を個人別に作られてしまうと、組織の中に孤立主義的なそれぞれが独自の殻を作ってしまい、何か忙しそうにしている可能性も非常に高くなります。こうなってしまうと、組織のあり方から修正する必要も出て、時間も多くかかってしまいます。組織を一つの方向に向けていくと言うことでは、トップのメインコンセプトである自分たちが何屋なのかという事を明確に掲げることの重要性がわかると思います。

社内においても、お客様に対しても、自分が何屋なのかということは明確でなければなりません。明確でなければ選びようもありません。筋を通すことです。それがなければ、品揃えもサービスも、下手な鉄砲状態です。でも下手な鉄砲も、当てるつもりがなければ当たりません。意識の問題が一番です。

何屋なのか、そして現状何を求められて、何が良いと思われているのかがわかってくると、品揃えも明確になってきます。どのようなお客様が買ってくれているのかもわかります。筋が通ってくると、自然に色々な情報が入ってきます。本当は、情報は色々とあっても、選べていなかったと言えるでしょう。事実を事実として認めていくと、道はどんどん開けてきます。


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